沖縄の眩しすぎる日差しに浮かぶ男と女の想い。
カメラを残して姿を消した恋人。その死を予感しつつ、女は男の故郷へ。暗い影を湛えた男の過去に何が……。『コンビニ・ララバイ』の著者が贈る、切なくまっすぐな愛の物語。書き下ろし傑作長編!
今年は戦後60年ということで、様々な戦争のドラマが放映されました。
この本には聞きなれない沖縄の言葉がたくさん出てきます。
アメラジアン・沖縄人(ウチナーンチュ)・拝所(うがんじゅ)
キジムナー…etc。
漢字もそれぞれに沖縄の読み方でルビがふってあります。意味も沖縄のおじい、おばあが訳して意味を説明しているので、とてもわかりやすいです。連続ドラマ「ちゅらさん」のおばあが思い浮かびます。
何といってもおばあの人柄がいいです。
沖縄といえば青い海、サンゴ礁、台風、そして戦争。。。
沖縄の人たちの心にはとても深い傷を負っていることをこの本を読んで、
初めて知りました。
目を背けたくなり、同じ子を持つ親としてはやり切れなくなり読むのを辞めようかとも思いましが、その気持ちとは裏腹に勝手に手がページをめくってしまうという感じでした。
沖縄の人たちが台風とどのように向き合っているのかというのも、見ものです。