活字中毒ともいうべき、本がなくては
ならない私。

5歳の息子と、3歳の娘がいます。
子供たちお気に入りの本なども
紹介しています。
コメント&TB大歓迎です。

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ひまわり事件/荻原 浩
評価:
荻原 浩
文藝春秋
¥ 1,890
(2009-11-13)

JUGEMテーマ:読書
 
ご無沙汰しちゃいました。
というかいつも更新する度にいつもこのご挨拶で始まっているような気が。。。

かなりの長編で持ち歩くのも大変な分厚さでした。
いつも息子のスイミングの時間の暇つぶしが読書タイムです。
時々すごい睡魔に襲われますが。

この本ラストにちょこっといいお話があるのですが、中盤は長すぎて中だるみしていた感があります。

詳細も書けないくらい忘れています。
いつも思うのですが、読んですぐはパソコンに向かえないのだから、せめて感想をメモしておこう。
そうだ、この本からそうしようと思う。
思うだけでいつも次の本に手を出してしまう悪い癖。

本の感想というよりブログの更新できない訳を綴ってしまいました。
千年樹/荻原 浩
千年樹
千年樹
荻原 浩
木はすべてを見ていた。
ある町に、千年の時を生き続ける一本のくすの巨樹があった。千年という長い時間を生き続ける一本の巨樹の生と、その脇で繰り返される人間達の生と死のドラマが、時代を超えて交錯する。


過去にこんな本は読んだことないだろう。
最初から不気味な雰囲気の漂う物語だった。
田舎の今は無人の神社にくすの木がある。
そのくすの木から木漏れ日が。しかし日が落ちると瞬く間に真っ暗な中にくすの木が
そびえたつ。とても異様な光景。

ざわざわと木々のざわめきさえ聞こえてくる。
その音が夜になると恐怖になるのだ。

どの時代にも神社の石段を上がるととてつもなく大きいくすの木がある。
見事に私の創造の世界の中で映像化されてしまうのだ。

そしてどの時代にも様々な人間のドラマがありうまくつながっているのだ。
その文章構成といったら職人技。巧みなのだ。

荻原さんの本を読んできた人なら是非、読んで欲しい。
私はかなりの衝撃を受けたから。
                     
四度目の氷河期/荻原 浩
4104689033四度目の氷河期荻原 浩 新潮社 2006-09-28by G-Tools

人生を語るには、早すぎるなんて言わせない。ぼくは今日から、トクベツな子どもになることにした―何をやっても、みんなと同じに出来ないワタルは、ある日死んだ父親に関する重大な秘密を発見する。その瞬間から、少年の孤独なサバイバルゲームは始まった。「自分」を生きるため、本当に大切なことって何?『明日の記憶』の著者が描く、今ここにいることの奇跡。感動青春大作。17歳の哀しみと温もりが、いま鮮やかに甦る。

なんかまたすっごい本読んじゃったよ〜って声を大にして叫びたい。
たった今読み終わったばかり。
それにしても荻原さんってなんて引き出しが多いのだろう。
まだまだ隠し持っているに違いない引き出しを想像すると次回作がワクワクしてくる。
まだ未読の本が結構あることに気づいた。
『誘拐ラプソディー』や『メリーゴーランド』他にもある。

さてさて、感想を。
ひと言でいうとスケールがでかすぎる。
話は主人公南山ワタルの幼稚園時代からはじまる。
ワタルは同級生とちょっとどころではない、かなり外見が違う。
身長も高いし、髪や目の色とにかく日本人離れしている。
そして並外れた足の速さ。
小学生になり田舎の学校に通うワタルは仲間はずれでいつも孤独だった。
そんな時に知り合ったのが、転校生のサチ。
ある事情から古代石器に興味を持つワタルは山道を歩いて、川で遊ぶのが日課だった。
ワタルの遊びにいつもついて来たサチ。

中学、高校と2人は成長していく。すれ違ったりしながらもお互いの心はいつもつながっていた。この2人がとってもかわいい。ワタルの純粋さが美しいくらい。
純粋がゆえに時には
「それやり過ぎだよ〜」
とワタルに言いたくなる時もあった。

中学では陸上部に入部する。高校生になっても陸上は続けた。そしてインターハイに出場。サチはもちろん、中学の友だち高校の同級生みんなが活躍を見守ってくれる。

途中、それでいいの?という疑問もあったが全部ひっくるめて、まっいいか。

僕が生きていることを、ぼくがここに存在していることを、みんなが認めてくれている。祝福を送ってくれている、そのことへの返礼のことばだ。(文中より)

この本はきっと中学生でも読める本だろう。
今、子供達が自ら命を絶っていく事件が後を絶たない。
とりあえずこの本を読んでみて欲しい。きっと何か感じ取れるものがあるはずだから。
押入れのちよ/荻原 浩
押入れのちよ押入れのちよ荻原 浩 新潮社 2006-05-19売り上げランキング : 21375おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools


今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます…。幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、「木下闇」「殺意のレシピ」「介護の鬼」など全9話を収録した、ぞくりと切ない傑作短編集。

お母さまのロシアのスープ
コール
押入れのちよ
老猫
殺意のレシピ
介護の鬼
予期せぬ訪問者
木下闇
しんちゃんの自転車

もっともっと怖い話かと思っていたら大丈夫、ちゃんと最後まで読めた。
でも一番怖かったのは「介護の鬼」
嫁が逃げ惑う様子が目に浮かぶ。
何かに追われて逃げる、こういうシーン映画かドラマで見たことある。
実際ウチには夫の両親がいるから、将来いつかはこんな日(介護を必要とする日)が来るかと思うとそれだけでホラー。(あっ、私は鬼嫁にはなりたくないです)
この介護をしている嫁がまた怖いのよ(ギャーッ)冷や汗

「お母さまのロシアのスープ」「しんちゃんの自転車」この2つの話はどちらも荻原さんにはめずらしい、です・ます調なのだ。
何かありそうでこれまた怖い。
「お母さまのロシアのスープ」の結末は戦争の惨さを改めて感じさせた。

とにかくぞくりとはするけど、ホラーが苦手な人にも読めるホラー小説。


ママは狙撃銃/荻原 浩
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福田曜子は一見ふつうの主婦。ある時、「もう一度仕事をしてみないか」??25年ぶりのKからの電話。幼い頃米国に住む祖父の元で暮らした曜子は、祖父からあらゆることを教わった。射撃や格闘技、銃の組み立て・分解。そう、祖父の職業は「暗殺者」だったのだ。

本当にすごいよ。荻原浩さんって。表紙の絵それから題名からもうちょっと笑えるテーマかと思っていた。それが全然。。。。中盤からスピードを緩めることなく読み進む。
ガーデニングの知識から料理に至るまで主婦ならではの気持ちが良く書かれている。

妻が夫を思う気持ち、母親が子を思う気持ちそして、その大切な人たちを守っていくためにやらなければいけない仕事とは・・・・
実際にはありえないテーマ。だって一般のごく普通の主婦が「○○○」だなんて。

”K”という男性が物語に度々登場する。”k”って誰??
もうこれで最後にするってさっき言ったじゃないって、曜子に問いかけたくなる。

ラスト10ページにして衝撃的な結末が。
その後はしぼんだ風船のようにシューッと静かに私の張り詰めた気持ちも小さくなった。
あの日にドライブ/荻原 浩
4334924727あの日にドライブ荻原 浩 光文社 2005-10-20by G-Tools


そう、荻原浩さんといえば映画公開間近の『明日の記憶』の原作者ですね。

『あの日にドライブ』は人生の分かれ道、もし学生時代に憧れたあの職業を選んでいたら今の自分はどんな人生を送っているのか・・・・
などという人生の転機がキーワードの小説です。

主人公、伸朗は銀行員を辞めてタクシードライバー。
昼夜、愛する妻や子供達のために汗水を流して働く。
しかし妻や子供達にはあまり相手にされない、悲しい伸朗。

もし、学生時代に付き合っていた彼女と結婚していたら、、、
などと「もし」という言葉が出てくる。

タクシードライバーって大変ですね。

最後があっと笑わせるところはさすがです。
タクシードライバーのお仕事の様子も垣間見れておもしろい本ですよ。