人気脚本家、三谷幸喜の監督&脚本によるホームコメディ。脚本家の飯島夫妻(田中直樹&八木亜希子)が、新居を建てることになった。ところが和室にこだわる棟梁(田中邦衛)と、モダンな家にしたいインテリアデザイナー(唐沢寿明)は、ことごとく対立。夫妻はオロオロしてしまう…。
三谷の実体験をもとにしたストーリーを、大きく脚色して映画化。ゆえに新居が建つまでの苦労話が、等身大の物語となって、見る者の心に飛び込んでくる。笑いを意識しすぎて暴走しているシーンもあるが、頑固職人や優柔不断な夫など、単純明快なキャラはわかりやすく、誰もが楽しめる作品といえるだろう。役者では、もち味を活かした唐沢と田中が秀逸。(斎藤 香)
最近『THE有頂天ホテル』がおもしろいと耳にするので、レンタルショップで探しても
いつも全て貸し出し中で借りる事ができない。
そんなわけでとりあえず三谷幸喜作品を知るべく、『みんなのいえ』を借りてきた。
終始笑いっぱなし。絶対おもしろいからと夫を巻き込んで見ていた。
保育園年長の息子までもがはまってしまい、みんなで大爆笑だった。
飯島夫妻の家を建てるということが、まさに『みんなのいえ』なのである。
この家は飯島夫妻のものだけではない。
妻(八木亜希子)の父であり棟梁はじめとする昔の仲間達が久しぶりに集まり、この家を建設していく。何度も何度もぶつかり、妥協して建てた家はどんな家なのか。
奈良の東大寺のエピソードを私の実弟も知っているのかな。
そう、弟も大工である。やはり若いのに職人魂があり私と性格が合わない。
東大寺を造った大工さんに倣って棟梁もある事をする。
そこがジーンとくる。
ラストもがっかりさせることなく、気持ちよくエンディングを向えることができた。
最後エンディングを見ると
「え〜!?あの人はあの俳優さんだったのか」と知ることが出来、改めて三谷監督を見直してしまった。
三谷作品の過去を全て見てみたい。