活字中毒ともいうべき、本がなくては
ならない私。

5歳の息子と、3歳の娘がいます。
子供たちお気に入りの本なども
紹介しています。
コメント&TB大歓迎です。

なお、記事と無関係のTBはこちらで削除させていただくことがあります。
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン
JUGEMテーマ:読書


前回の記事はヨウレン菌中にこの本を読み終わって、夜中にベッドの中で携帯からPCに送信したのでした。
そんなまだ中途半端な記事が公開されていたとは・・・
恥ずかしい。
ブログはコツコツ続けていないとダメですねぇ。
何を文章にすればいいのか、全く出てきません汗
さぁ、気を取り直して感想に入りましょう。

東京バンドワゴンがこのシリーズ第一弾!!

に続くのが今回の作品。シー・ラブズ・ユーだ。

やっぱりいい!!
ますますこの東京バンドワゴンが好きになった。
ハラハラする場面もあり、飽きずに一気に読める。

家族構成なども最後少し変わり、次回作に続くのは間違いないと思うラストだった。

なんてこんな短くてすみません。。。。



東京バンドワゴン/小路 幸也
東京バンドワゴン
東京バンドワゴン
小路 幸也
下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。

実際に東京下町にありそうな老舗古書店。
玄関を真ん中にして左側が古本屋、右側がカフェになっている。
物置代わりだった部屋と土間の壁や床板を取っ払い、小さな横庭とつなげたスペースにテーブルと椅子を並べた手作りのお店。こんなお店で淹れたてのコーヒーを頂いたら心もホッと落ち着くでしょうね。

我が家で淹れたてのコーヒーとともにこの本を読んでいたら、暖かい陽だまりにでも建物の中はひんやりとする日本家屋独特の雰囲気に惹きこまれていた。

そして家族構成もなんともおもしろい。
この明治から続く古本屋<東京バンドワゴン>の3代目店主である堀田勘一。とその妻サチ。
勘一の息子我南人(がなと)と我南人の愛人の子、青(あお)がうまく家族として仲良く暮らしている。まだまだいるのだが詳しくは本を読めばわかる。

こんな賑やかな堀田家だから、古本が好きな刑事さんをはじめ、古本屋に来る常連さんなどちょっとした難問をみんなで解決していく。

是非シリーズ化して欲しい本だ。
空を見上げる古い歌を口ずさむ/小路 幸也
空を見上げる古い歌を口ずさむ
空を見上げる古い歌を口ずさむ
小路 幸也
「みんなの顔が“のっぺらぼう”に見えるっていうの。誰が誰なのかもわからなくなったって…」兄さんに、会わなきゃ。二十年前に、兄が言ったんだ。姿を消す前に。「いつかお前の周りで、誰かが“のっぺらぼう”を見るようになったら呼んでほしい」と。第29回メフィスト賞受賞作。

表紙と題名に惹かれて借りてきた。
最後のプロフィールを読んで初めて知った。この本がデビュー作だった。ホラーのような不思議な本だった。明確な答えが全く見えてこないのだ。のっぺらぼう。人の顔がのっぺらぼうに見えてしまう子供時代からの話を兄が弟家族に語りかける。声を聞けば知り合いの表情が貼りつく。知らない人はのっぺらぼう。

こんな不思議な話を思いついた小路さんって一体??
小路さんの本との出合いがこの本が最初であったら、間違いなくこういう本を書く人なんだという先入観を持ってしまっただろう。しかし小路さんの本を読むのはこれで2冊目。
逆にもっと小路さんの本を読んでみたくなった。

ただこの本、読後感が何故かスッキリしないのである。
兄の小学校時代に身の回りの人の殺人が多すぎる。殺人ではないのか。
ショックで立ち直れないだろう。
スッキリしないのはそれだけではない。
ぐいぐい引き寄せるものはあるのだが。
この感想もスッキリ述べられない。
デビュー作だし仕方ないのかな。




ホームタウン/小路 幸也
4344010302ホームタウン小路 幸也 幻冬舎 2005-08by G-Tools



札幌で働く柾人のもとへ、両親の死という過去で疎遠となっていた妹から手紙が届いた。結婚するという連絡に喜んだが、式間近になって妹と婚約者がほぼ同時に失踪。柾人はふたりを捜し出すため戻ることのなかった故郷へ向かう。
すごいぞ!!すごいぞ!!
杏の読書日記プラスの杏さんおすすめの本だ。杏さんのブログで初めてこの作家さんを知り、ずっと気になっていた。図書館で見つけたので借りてみた。
何だこの作家は???
ラストまで手に汗握るとはこのことで、本を閉じる事を許さない感じ。

ミステリーに分類されるのだろうか。

主人公柾人は、札幌の<三国屋>という百貨店に勤務する。
ビルの最上階の顧客管理部の部屋の奥にある小さな部屋。
顧客管理部<特別室>。
そこのたった1人の専従社員で、主任。1人きりだけど役付きで部長でもある。
それぐらいの権限がないとこの部署では何も出来ないのである。

そしてたった1人の肉親である、妹の行島木実(いくしまきみ)。
この2人の過去はとても辛い。。。。
ある事情で両親を亡くしてしまった。その記憶を忘れることの出来ない柾人と木実。

その木実が何故か行方がわからなくなってしまった。
旭川店に勤務する木実の婚約者の青山君の行方もまたわからない。
これはどういうことだ。

そこで柾人は自分の仕事の権限を使い、独自の捜査を行う。
長年親代わりをしていてくれた、カクさんと共に。

このカクさんと草場さんという男性がとてもいい。
味のある俳優さんが私の中で演技を繰り広げてくれた。

途中、衝撃的な過去や手に汗握る場面が出てくるがラストは本当にそれぞれが家族のようになりまさに「ホームタウン」である。