活字中毒ともいうべき、本がなくては
ならない私。

5歳の息子と、3歳の娘がいます。
子供たちお気に入りの本なども
紹介しています。
コメント&TB大歓迎です。

なお、記事と無関係のTBはこちらで削除させていただくことがあります。
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しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。彼を手ひどく振った恋人が、背中を刺され、4階から突き落とされて死亡。その夜、一緒だった先輩も、流平が気づかぬ間に、浴室で刺されて殺されていたのだ!かくして、二つの殺人事件の第一容疑者となった流平の運命やいかに?ユーモア本格ミステリの新鋭が放つ、面白過ぎるデビュー作。

まずはこの場でお礼を。
ひなたでゆるりのリサさん、本当にありがとうございます。
こんなおもしろい文章書く人いるんだ。
しかも本格的ミステリー。
ねぇ、ねぇ、みんな本当におもしろいよ。

久々のミステリーだった。
どうしてこうなっちゃたの? これからどうなる? 動機は一体???
といった具合に頭の中は??でいっぱい。
これぞミステリーだよね。

容疑者として警察に追われる戸村流平。そして探偵の鵜飼杜夫との名コンビ炸裂。
砂川警部と部下の志木刑事こちらのコンビもまたいい味出してる。
この本は冒頭からエピローグまで笑わせてくれる。
ツボにはまってしまうと含み笑いでなく、ガハガハこらえるのがつらいくらいに笑ってしまうだろう。

しかし、冒頭にも書いたがこの本は本格的ミステリーである。
ユーモアだけでなく、ミステリーの本質的な部分でも抜かりのない巧みな文章。
最後はがっかりさせないということは、当たり前だが最初から計算されている。

解説によると光文社から出ているいずれの作品にもこの小説の舞台でもある、烏賊川市や戸村流平、鵜飼杜夫が出てくるらしい。今年中に制覇できるかな。

今年の目標でもあり、今後の課題でもある新しい作家さんの開拓が出来てとてもうれしい。そして1人でも多くの人にこの東川篤哉さんという名前を知ってもらいたい。

図書館本
今日は図書館へ。。。
雨が降るか降らないかの天気で、ここのところ運動不足もあり、
自転車で行ってきました自転車

予約本
 名もなき毒/宮部 みゆき

そして借りた本
 押入れのちよ/荻原 浩

やはり帰りはあめ
本降りにならないうちに、家に着いて良かった。

じゃじゃままさんからコメントをいただき、他の図書館と比べてしまい、下の文章を追加しました。
宮部さんの本は、検索して蔵書していなかったので普通ならリクエストなのですが、
みんなが待ち望んでいた、ベストセラー小説家の宮部さんの本だもん、購入当たり前〜
と思いながら予約表を出したら図書館の職員の方に
「購入するかどうかわかりませんが、一応リクエストかけておきます」だって。

もうとにかくここの図書館は新作が出てから読めるようになるまで時間がかかる。
図書館の職員もプロ意識を持たないと。
いつも情報に目を光らせ、出たらすぐに購入の手続きを取らなくっちゃ。

検索画面にもそのような現在の状況を示すコメントを入れるとか、もっと改善してほしい。
よし、市長にメールしてみよっと怒り
ママは狙撃銃/荻原 浩
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福田曜子は一見ふつうの主婦。ある時、「もう一度仕事をしてみないか」??25年ぶりのKからの電話。幼い頃米国に住む祖父の元で暮らした曜子は、祖父からあらゆることを教わった。射撃や格闘技、銃の組み立て・分解。そう、祖父の職業は「暗殺者」だったのだ。

本当にすごいよ。荻原浩さんって。表紙の絵それから題名からもうちょっと笑えるテーマかと思っていた。それが全然。。。。中盤からスピードを緩めることなく読み進む。
ガーデニングの知識から料理に至るまで主婦ならではの気持ちが良く書かれている。

妻が夫を思う気持ち、母親が子を思う気持ちそして、その大切な人たちを守っていくためにやらなければいけない仕事とは・・・・
実際にはありえないテーマ。だって一般のごく普通の主婦が「○○○」だなんて。

”K”という男性が物語に度々登場する。”k”って誰??
もうこれで最後にするってさっき言ったじゃないって、曜子に問いかけたくなる。

ラスト10ページにして衝撃的な結末が。
その後はしぼんだ風船のようにシューッと静かに私の張り詰めた気持ちも小さくなった。
購入本
春期限定いちごタルト事件

夏期限定トロピカルパフェ事件

先日、購入した本です。
今とても気になる作家さん、米澤穂信さん。

何と言っても題名がおいしそ〜ホットコーヒー
コンビニに走り、お茶したくなりそうな本。
どんな事件が起こるのか楽しみ。。。


チーム・バチスタの栄光/海堂 尊
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東城大学医学部付属病院は、米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を臓器制御外科助教授として招聘した。彼が構築した外科チームは、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、通称“チーム・バチスタ”として、成功率100%を誇り、その勇名を轟かせている。ところが、3例立て続けに術中死が発生。原因不明の術中死と、メディアの注目を集める手術が重なる事態に危機感を抱いた病院長・高階は、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口公平に内部調査を依頼しようと動いていた。壊滅寸前の大学病院の現状。医療現場の危機的状況。そしてチーム・バチスタ・メンバーの相克と因縁。医療過誤か、殺人か。遺体は何を語るのか…。栄光のチーム・バチスタの裏側に隠されたもう一つの顔とは。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。


あ〜、久しぶりに厚い単行本を読書した感じ。

TVドラマ『医龍』を毎回欠かさず観ていたから、手術の様子など頭に浮かんだ。
しかし、医療用語など素人にはわからない言葉もあるが全く気にならないほど、
文章が巧みなので途中で挫折することなく読めた。

ドラマでは、バチスタ手術を行う場合心臓は動いていたように思う。
主役の朝田先生(坂口憲二)が動いている心臓を触り、変成部位を見極めるという
シーンを何回も見た。

この本では心臓の動きを一時的に止めていたが実際のバチスタ手術はどうなのだろう。
この本、実際に病院に勤務されてる先生が書いた本。
どちらもあるのかな。

犯人の予想がついてしまい、ミステリーを読みこなしている人には物足らないかもしれない。
ただそれをカバーしているのは、登場人物それぞれの個性が光っていて、おもしろいから。

厚生労働省変人役人の白鳥圭輔のキャラもいいが、神経内科医で不定愁訴外来責任者の
田口公平もいい。
白鳥と田口の会話を読んでいると、テンポも速いのでページをめくる手がどんどん早くなる。

最後に残った疑問。
「あれっ!?アクティヴ・フェーズとパッシヴ・フェーズってどういう意味だったかな」
男は敵、女はもっと敵/山本 幸久
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フリーの映画宣伝マン・高坂藍子36歳。長身、美貌、才覚で男をひきつけてきたが・・。結婚、離婚、不倫あり。その相手やその別れた妻などかかわった人たちが語るちょっぴり哀しく、おもしろオカシイ6つの連作小説。続々と刊行が続いている、今注目の作家の最新作。 (Amazonより)


図書館で偶然見つけたこの本。
新刊出てたんだ。見つけたときはうれしかった。
どれもはずれがないから。

今回はといえば、山本さんお得意の連作短編集。
私も連作短編はおもしろいから好き。あ〜、あの人とこの人がつながってるのか
とか、ここでつながるんだってパズルのようだから。

敵の女
Aクラスの女
本気の女
都合のいい女
昔の女
不敵の女


結局この「女」というのは1人なのかな。
ちょっと本を理解していないかも。
他の本と平行読みだったから(言い訳)。。。

以前読んだ本にも出てきた共通点。
世田谷、格好いい女性。
それでいて、テーマが似ているようで全然飽きない。

登場人物の心の中でこの時どう思っているかと、表現するのがおもしろいから
だろう。

あ〜、感激!!
なんとなんと、ひなたでゆるりのリサさんから
本を頂きました。ありがとうございます。

きっかけはリサさんが読んだ本の感想を読んでいたら、私も読みたくなった。
しかし図書館の蔵書を検索したらなかった。
残念、買おうかなどうしようかなと迷っていたら、リサさんが「私が読んだ本差し上げますよ」って。そのときのやり取りがこちらdown
http://lisalisa.jugem.jp/?eid=470#comments

なんてうれしいお話でしょう。

20060822_188791.jpg

プレゼントを楽しみに待つというのを久しぶりに味わいました(#^.^#)

一日も早く読みたいです。
感想楽しみにしていてくださいね。



名探偵の掟/東野 圭吾
名探偵の掟
名探偵の掟東野 圭吾 講談社 1996-02売り上げランキング : 771511おすすめ平均 starstar自虐的本格ミステリ・パロディstar少しの息抜きには丁度良いかも。star昼休みの息抜きに!Amazonで詳しく見る by G-Tools


早いものでお仕事を辞めてから、3週間が過ぎようとしている。
またこうして、読書の時間ができ図書館に通う事が楽しくなってきた。
お仕事をしている時は読書に全く興味がなかった。
やっぱりこういう生活がメインにあり、お仕事も出来たらいいな〜
なんてそんな楽なお仕事はないと思うけど。

久々のブックレビュー。はっきり言ってネタバレしてると思います。
今回は度々図書館で借りては読めずに返してしまっていたこの本。
題名からして本格的ミステリーかと思いきや、そうではない。
まさに、パロディでおもしろい。

しかし、久しぶりの読書で手に汗握るような本格的ミステリーを期待していた私は、
読む時期を間違えたかなと思った。
本格的ミステリーを読んだあとで、疲れた頭を癒しながら読みたかった。

そう、凝り固まった頭をほぐすにはもってこいの本かもしれない。

金田一耕介ならぬ、よれよれのスーツにもじゃもじゃ頭、古びたステッキがトレードマークの名探偵天下一大五郎と、いつも見当はずれな推理を振り回す脇役の刑事に大河原番三。

主人公天下一が、真犯人を見つけ出すのであって、間違っても脇役の刑事が真犯人に近づいてはいけない。
名台詞とともに、読者の視点でというか読者はミステリーにおいて何を期待しているか
など、読者の気持ちを登場人物が考えてくれる。

ミステリーによくある言葉「ダイイングメッセージ」や「密室殺人」「アリバイ崩し」
などよく耳にする言葉がたくさん出てくる。

ミステリーが大好きな人はもちろん、入門編としても楽しめるだろう。