活字中毒ともいうべき、本がなくては
ならない私。

5歳の息子と、3歳の娘がいます。
子供たちお気に入りの本なども
紹介しています。
コメント&TB大歓迎です。

なお、記事と無関係のTBはこちらで削除させていただくことがあります。
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お休みのお知らせ
こんにちは。
今日は暑くなりそうですおてんき

ここ何日か考えていたことなのですが、ブログの更新を少しの間お休みしようと思います。本を読んでその感想を綴ることがこのブログの主旨なのですが、肝心の本を読むという時間が取れない状況にあります。仕事はお店が忙しいというのは落ち着いてきたのですが、保育園と学校の行事がずっと続いております。

本が大好きな私にとってはとても辛いことなのですが。
今の私にピッタリとくる本に出合っていないという気持ちもあります。
ピッタリとくる本とは一体どんな本を求めているのか?
ぐいぐい惹き付けるような本、あるいはさらっと読める本。
そうです。このようなタイプの本を交互に読み進めてきたように思います。

ここ何冊か読んでいる本がどうも私に合わないようで楽しみにして借りた本が、
途中で返却したりで、感想を述べるに至らないという感じです。

コメントは随時受け付けますので、気軽にお願いしまするんるん
お返事もします。

再開の見通しはわかりませんが、またおもしろい本をたくさん読んで紹介していきたいと思います。
千年樹/荻原 浩
千年樹
千年樹
荻原 浩
木はすべてを見ていた。
ある町に、千年の時を生き続ける一本のくすの巨樹があった。千年という長い時間を生き続ける一本の巨樹の生と、その脇で繰り返される人間達の生と死のドラマが、時代を超えて交錯する。


過去にこんな本は読んだことないだろう。
最初から不気味な雰囲気の漂う物語だった。
田舎の今は無人の神社にくすの木がある。
そのくすの木から木漏れ日が。しかし日が落ちると瞬く間に真っ暗な中にくすの木が
そびえたつ。とても異様な光景。

ざわざわと木々のざわめきさえ聞こえてくる。
その音が夜になると恐怖になるのだ。

どの時代にも神社の石段を上がるととてつもなく大きいくすの木がある。
見事に私の創造の世界の中で映像化されてしまうのだ。

そしてどの時代にも様々な人間のドラマがありうまくつながっているのだ。
その文章構成といったら職人技。巧みなのだ。

荻原さんの本を読んできた人なら是非、読んで欲しい。
私はかなりの衝撃を受けたから。